■ 116 ふじの回廊〜城ヶ根山周回/豊田市旧藤岡町 ■

旧藤岡町御作にあるふじの回廊は約370mの長さ,花の時期には屋台も出るようで,この付近の観光スポットらしい。(開花はまだかなり先のことですが)
さらに犬伏川べりから階段を登って城ヶ根山(城址)まで行けば,山頂からの展望はたいへん魅力的。
山頂から西の天徳寺(No6)へ下って川沿いに戻り,麓のNo8八柱神社で巨樹探訪(ケヤキ・スギ),No9薬師堂を回って帰る,というコースで一周しました。
ただし,ふじの回廊から城ヶ根山へは,たいへんな急階段の連続です。(暑くなってからはとてもじゃない・・・よくこんな道を作ったものです)
一方,反対側の天徳寺ルートは三十三観音に案内されてのなだらかな参道の登りで,こちらから登るほうがおすすめ。

なお近くの御作記念橋の賽の神と磨涯仏も一見の価値あり。
ここから北2kmの大沢不動滝にも行きましたが,こちらは別掲載とします。(No117 大沢不動滝と山上湖
_116hujiokka1map.gif
この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものである。(承認番号 平27情復、第109号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。 
県道33号から小学校に曲がったところが駐車場です。(
歩き始めるとすぐにフジの棚が目に付きます。
遊歩道右手に各種フジ棚が延々連なっていますが,当然ながら,まだ芽も何もでてない状態・・・まだ2ヶ月早い。
御作小学校(No2)はその時期にうるさくないか?
回廊を下り,最後に階段をおりると犬伏川に出て,MAPx3.gif No3に城ヶ根山への登り口があります。

ここは見上げるような天頂への鉄階段登りで始まり,延々埋込丸太階段が続きます。
400段以上登ってNo4で100段下り沢を越え,また200段以上登ると城ヶ根山頂に着きます。(まあそれだけのことです)
山頂(No5)の展望台に登れば,目の前に猿投山の山塊がどーんと見えます。とうぜん,ここでゆっくり昼食。
帰路の階段はつらいので,西の天徳寺(No6)へ下りました。

こちらはなだらかな尾根道でたいへん歩きやすい。
天徳寺からは犬伏川の堤防を歩いて八柱神社(No8)へ向かいます。
境内を巡って巨樹を探訪し,棒の手記念碑を見,No9薬師堂にある役行者祠を見て戻りました。

帰りは県道33号を歩いたのですが,歩道も充分ではないので,ふじの回廊を経由したほうが良さそうです。

城ヶ根山の場所はここ⇒MAPION
01huji.JPG 左:ふじの回廊のはじまり。
案内によれば,ここは九尺藤らしい。
02annai.JPG

右はその案内板。
(拡大可)
03mitukurisho.JPG No2 御作小学校。

全校児童で36名,先生と合わせて50人の小規模校。
学年平均だと1クラス6人。
地元に密着した学校として,この先も続いてほしいものだ。
04nobori.JPG 05kaidan1.JPG
No3 城ヶ根山への登り口。

右:強烈な急傾斜鉄階段。
上からの落下防止で,柵とロープが設置されている。
御作小学校から登りに来るので,対策は必須。
06kaidan2.JPG 左:鉄階段に続き,丸太で土留めされた階段が延々と続き,登ったと思ったら即100段下ります。
No4で沢を渡ります。(右)05kaidan1.JPG

そして再び200段ほど登ると・・・。
07top.JPG No5 城ヶ根山山頂。08topAnnai.jpg (220m)

城址というけれど,それらしき遺構は見当たらず,地蔵菩薩,聖観音などが建っています。

もちろん絶景もあり。
09view.JPG 山頂から西を見ると,正面に猿投山。
その右にアンテナ群の三国山が見えます。09view2.jpg
11kudari.jpg 左:天徳寺への下りは階段が少ないので楽。
10kannon33.JPG


右:こちらから登るなら,三十三観音が順に案内してくださいます。
12kane.JPG No6 曹洞宗の古刹,応時山天徳寺。
創建は弘仁十一年(820)とある。
左:鐘楼が古くなって鐘がはずしてあった。
10kannon33.JPG
でも本堂はたいへん近代的に建て直されている。(右)
西加茂四国53番札所。
13dote.JPG 左:No7で犬伏川越しに見る城ヶ根山。
山頂の櫓が見えてます。14jinja.JPG

右:土手を歩いて八柱神社No8に着く。
秋の大祭には棒の手披露ほか,各種行事があるらしい。
15keyaki.JPG16sugi.JPG 八柱神社境内の巨樹
左図/左 樹齢400年というケヤキ。
枝が折れて落ちたのか,かなり痛々しい姿。
改めて芽吹いた頃に来てみたい。

左図/右 スギ:見事な直幹である。
樹高50mというのは全国的にも誇れる高さだ。
17bonote.JPG 境内には見当流「棒の手」の免許者一覧の碑が二つ建っています。
数えると約70名ほど。
でもこの10年では2名しか増えていない。
先行き大丈夫かな?
17bonote.JPG No9 薬師堂。

右奥に庚申塔や役行者石像が立っています。


2016.02.26 UP ■二代目に戻る■
inserted by FC2 system