■ 038 段戸湖〜出来山 ■

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この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の数値地図50000(地図画像),数値地図25000(地図画像)及び電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、第48号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。 
段戸湖から向かう出来山(1052.4m)は,林道歩きが長いことから敬遠気味でしたが,紅葉の時期ならいいのでは?と出かけました。
3週間前の段戸山が弁天谷の通行止め迂回路経由となりましたので,今回は旧下山村から加茂広域農道経由で県道33号まで走り,そこからは通常の大多賀峠経由で段戸湖へ。
しかし残念,紅葉はすっかり終わり,枯れ木と落ち葉の晩秋となっておりました。
ただ,おかげで段戸山の時には車があふれていた湖畔の駐車場(図)が,今回は空いてましたが。

コースはガイド本(愛知の130山)どおりで,登りは藪漕ぎ覚悟の南東ルート,下りは牛渡橋への林道です。
No1五六橋までには散策する人もいましたが,No2東海自然歩道との分岐を過ぎれば,もう人がいる気配はなし。
分水峠を越えればあとは下りになり,栃洞林道を左に分け(No3),右に菜畑林道を分け(No4),無名の橋を渡ると林道左に作業小屋が見えてきます。(No5)
右へ分岐する林道は帰りに使うとして,行きは牛渡橋を渡っていったん南方向へ。
何本目かのカーブミラー(たぶん3つ目)で,山側にハシゴの残骸と8086の標識があり(No6),ようやく登山口に到着。
カーブミラーに自転車が固定してあるのを見ると,誰か先行者がいるらしい。(このマイナーな山で珍しい)
登り始めると間もなく,下りてくる登山者(自転車持ち主)に遭遇しました。
やっぱり藪漕ぎ地付近は道がなく撤退してきたようです。
私が犬連れでそのまま進むのを知ると,もう一度挑戦する気になったらしい。
No7のピーク付近では,たしかに背の高い熊笹でルートがよくわかりませんが,50mも進むと南側に踏み跡らしきものが見えてきました。(登山者と前後しながら同行します)。
熊笹を掻き分けなら少し下り,再び登る頃には明瞭な踏み跡となり,間もなく林道にぶつかります。
林道を西に進めば,5分ほどでKDDIアンテナ跡地に到着,左手の丘が山頂でした。(No8 一等三角点:出来山)
もし次回があるなら,林道をもう少し進んで959mピークの東にある林道から登ったらどうだろうとも思いましたが。

・駐車場となる段戸湖の場所はこちら⇒mapion
・おまけ画像・・・冬の段戸湖(2003)

五六橋 No1 五六橋。

どうして「五六」なのかわかりません。
56番目だから,というのがよくある話ですが,他の場所では「ゴロゴロ」から来た名前というのもあるらしい。
自然歩道分岐 No2 東海自然歩道分岐。

ここからだと寧比曾岳まで2時間くらい。
なかなかよいコースだったという記憶。
トイレもある。
栃洞菜畑 左:No3 栃洞林道分岐。
栃洞林道は国道420から登ってくる道。
右:No4 菜畑林道分岐。
こちらは寧比曾から出来山への尾根近くまで延びているらしい。
小屋 No5 作業小屋。

薪が積んであるのを見ると,冬もまきストーブを焚いて何かの作業(の休憩)をするらしい。
この先で林道は分岐,藪漕ぎ覚悟なら牛渡橋を渡って直進します。
もうすぐハシゴ No6 やっと着いた登山口。

左:カーブミラー(自転車付)。
右:登り口とハシゴ残骸。
No8086の営林署標識も見えています。
山頂 No7 小ピーク付近の藪漕ぎから抜け出して山頂へ向かう登山者。(自転車の主)

ここまでくれば,踏み跡も見えるし,林道出会いまでもうすぐです。
KDDI跡 林道終点のKDDIアンテナ跡地。
あちらこちらの山頂にあったアンテナは軒並み撤去されているようです。
いっとき鉄条網で囲われていたという話ですが,今はそれもなく,ただ空地が残るのみ。
全景 No8 出来山山頂。(1052.4m)

ここはこの付近では珍しい一等三角点です。
登頂札もあちこち下がっている。
KDDI跡地の先まで行くと展望があります。
きらら散策 帰路はさすがに砂利道林道にあきて,五六橋からきららの森散策路に入りました。(緑線)

これは中央付近の湿原にかかる木道。
落ち葉の道を歩いて少し癒されて段戸湖に着。

2010.11.29 UP ■戻る■
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