■ 091 清田の大楠から五井山へ/蒲郡市 ■

五井山へは東の宮路山から縦走路で・・・というのが一番多い登り方でしょうが,最近蒲郡市街の妙善院からの直登ルート,或いはその西の八幡宮から登る秋葉山ルートが地元の蒲郡山友会によって新設され,このコースの記録もネットで見るようになりました。
縦走ルートはかなり前(まだ五井山に電波塔があった頃)に歩いたのですが,この新ルートも歩いてみたい。
久しぶりに"清田の大楠"も見たいので,スタート地点は清田の大楠見学者駐車場にし,ここから大楠経由の妙善院ルートで登り,秋葉山ルートで"五井の大杉"を見てから八幡宮へ下るつもりで歩き始めました。
が・・・しばらく歩いたら舗装路が足にこたえてきて,途中西尾根コースへの案内板を目にした地点で急遽こっちの道に変更。(妙善院までのアプローチが長過ぎて,ルート選択の失敗といえるかも)
初めての西尾根コースは,蒲郡山友会の親切な案内板で迷うところもなく,ところどころ展望もあって順調に山頂へ着きました。
ただ,下りの秋葉山コースは分岐地点が不明で,ちょっと変則的なコース取りとなりました。(帰路は緑線)
・2016.04 豊川市からの北ルート往復はこちら ⇒ 119 五井山・・・長沢谷ルート
・2016.04 蒲郡市の八幡宮からの周回はこちら ⇒ 120 五井山・・・妙善院ルート
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この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の数値地図50000(地図画像),数値地図25000(地図画像)及び電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、第48号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。

"清田の大楠"の北に見学者駐車場がありますのでここに駐車します。()
大楠を眺めてから南東の妙善院へ向かったのですが,石山神社(No1)付近で蒲郡山友会の標識を見て気が変わりました。
西尾根コースは,途中にある案内板を見逃さなければ,迷うことなく三河湾スカイライン(No2)まで行けます。
道路出会いの直前に右への分岐があり,"三河大天満宮"の案内があるので行ってみると,そこは市街地と海を見下ろす好展望地でした。
西尾根コースに戻り,No3で三河湾スカイライン下をトンネルでくぐり,急登を少し登れば,あとは快調な尾根歩きになります。
No4の小ピーク付近は,御嶽山展望地(この日はちょっと見にくかった),そして多分ここが秋葉ルートへの分岐点。
(分岐に自信はない・・・あまりに急坂なので帰路ではためらって,"三河大天満宮"経由とした)
ここから先はゆるやかな登りで山頂直前の林道出会いまで行けます。
五井山山頂(:454m)は三河湾を臨む180゜の大展望,この日も10人くらいの登山者が休憩してました。

帰路は秋葉山ルートのつもりだったのですが,No4は通過して三河大天満宮(No2)から参道石段を下ってみました。
石段を下ったところには,なんと「大山桜・五井の大杉」の案内札があり,タフロープに案内されて東へ斜面の踏跡をたどって無事「五井の大杉」(No5)に着くことが出来ました。その先もずっと延々と張ってある案内ロープの労力にはつくづく感謝です。(これがなければ不安なルート)
No6の猪檻を過ぎるとまもなく「秋葉ルート」基点の八幡宮に到着,ここからは市街地(といってもミカン畑)を歩いて戻ります。
国指定天然記念物「清田の大楠」の場所はこちら⇒mapion


kusu "清田の大楠" 目通りの太さは御神木にふさわしい。案内(とうぜん祠があります)

楠は時々く大きく膨らんだ幹を見ますが,これはちょっと尋常な太さではない。
樹勢が良すぎて,剪定された枝がたくさん転がってるのが残念でした。(右上案内拡大可)
坂道 左:No1石山神社のすぐ北側付近。
道路左端に案内札が立てられています。

山頂案内
右:札には石山神社と五井山頂の案内がある。
札1 尾根道は何度か林道(道路)と交錯しますが,主要部には案内があって迷う心配なし。
札2
左は尾根道に入ってすぐ,右は林道出会いでの案内。

skyline No2 三河湾スカイラインに出る。トンネル

ガードレール外側を左へ進むとトンネル(No3)があるのでこれをくぐります。
天満宮 上記No2直前にある「三河大天満宮奥社」

すばらしい展望もあるし,休憩には最適。
水場もあり。
また,ここから参道石段で下りて行けます。
(帰路はここから大杉へ)
top 五井山山頂(標高454.4m)
文句なしの展望地。 展望たまたま無人のベンチ。
大杉案内 左:三河大天満宮奥社から参道を下った林道に
「大山桜・五井の大杉」
の案内がありました。
天満宮石碑

右:振り向けば
「三河大天満宮奥之院」の立派な石碑。
 
杉 No5 "五井の大杉"(左)と案内地図(右)。


大正5年に一度売却されることになったのですが,地区有志が伐採に反対し,資金を出してこれを阻止,以後残されることになった・・・という説明があります。
檻 竹林を過ぎて下ってくると,No6に猪檻ワナ。
中に糠が撒いてあり,入口には細いワイヤーが張ってあります。(試してみたいところですが)

こういう猪檻は地元民が置いているのかと思ったら,市役所が設置していたのですね。(右画像)
梅 No7 まもなく"清田の大楠"も見えようか?というところで,満開の梅に出会いました。
途中で菜の花も目にしました。(さすが温暖蒲郡)

桜(花見)の季節も,もう遠くはない。

2014.03.13 UP ■戻る■
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