■ 192 大竜頭(竜頭山)/新城市 ■

竜頭山は伝説の残る修験道の山で,四年前(2019)には設楽町田峯竹島にある玉宝院からの旧参道を通って登っています。
その旧参道は今の山頂ではなく大竜頭を山頂とし,計3体の役行者石像があるのですが,最近になって4体目の石像が見つかったとの情報をもらいました。
これは何としても見に行かねばなりません。
しかし,険しい旧参道ルートはもちろん,新城市側鳴沢から登る一般ルートにしても急登で,体力的に不安があります。
それならば,ということで山頂直下まで伸びている林道経由で大竜頭だけを目標に登ってみました。
(あわよくば小竜頭もと思いましたが,こちらは挫折)
2010.12 039 竜頭山竹島ルート(撤退)
2019.05 152 竜頭山・竹島ルート再訪
竜頭山
この地図は,国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製・追記したものである。
21年前の2002年にも,新城市愛郷の県道435号から北に延びる林道を経由して竜頭山へ登ったことがあります。
その時は林道も今より短く,途中から歩いて登りました。
その後林道工事が進み,今は山頂直下まで車で行けるようになりました。
ただ,かなり荒れているのでこの林道は車を選びます。
(上画のような泥流他,落石・崩落etc)
なんとか(無理やり)林道終点まで車で行き,そこ()に車を置いて歩き始めます。

現在の竜頭山頂(No1)までわずかな登り,10分もかからず到着。
No2の小竜頭分岐まではゆるやかに上下して快適な歩き,ただここで下る方向を間違えました。
No3まで下って「こりゃおかしい」と引き返します。
改めて激下りと激登りで4年ぶりの大竜頭へ到着しました。(No4)

さて今回の目的であった新しい役行者像は,大竜頭から東へ下った岩場にある既知の行者像(No5)のさらに下方で発見できました。
成果に満足して絶景を見ながら昼食。

帰りは"元気があれば小竜頭サブルートと尾根歩きで周回"(左地図の青点線)と思っていたのですが,No2まで戻るともう足はヨレヨレ,とても周回の気力はなく,素直に来た道を引き返します。
4年の月日は確実に体力の衰えを感じさせてくれました。

☆竜頭山の場所はこちら⇒mapion
P 左:林道の終点(
この撮影地点の右に木のハシゴ(下画)があります。階段

しかし,見ての通り朽ちてかなり不安な状態。
みなさん左側の迂回路を使っているようです。

top752.6 左:No1竜頭山山頂と大竜頭20分の案内札。
この時は標高752.3mになってます。
( 最新⇒二等三角点「竜頭山」752.6m)

下:大竜頭へと緩やかに下って行く。
この時点では森林浴気分なんですがね。案内
分岐 左:No2大竜頭と小竜頭への分岐(サブルート)となる小ピーク。

下:上記ピークから激下りした鞍部。
ここからは急斜面の岩登り。
鞍部
P 左:No4大竜頭(古来の竜頭山)山頂曼荼羅。
かつては祠が建っていたといわれる。

下:上記から東へ下った展望テラス。
iwaba
P 左:No5展望テラスの先端部に座す役行者像。

下:そのまた下方に新たな役行者像を確認。
階段
分岐L 左:小竜頭分岐まで戻ってきました。

大竜頭からの気を使う岩場下降と鞍部からここまでの急登でしっかり疲れた。
小竜頭へ寄って…などという甘い考えは消えました。
 
2023.10.18 UP  ■ 三代目に戻る ■
inserted by FC2 system