■ 043 三ヶ根山〜鹿川ルート ■

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この地図は,国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製・追記したものである。
三ヶ根山へはガイド本「新・こんなに楽しい愛知の130山」 の市境尾根ルートを代表に,大沢観音道,旧ロープウェイ道,鹿川道,小野ヶ谷からなどの各ルートがあり,それらのバリエーションを入れると大変な数になります。
山自体が高原状で,古くからの信仰の山なので登るための起点もあちこち広い範囲ということでしょう。
今回は,初めて鹿川から登り,周回してくるルートをたどってみました。
三ヶ根スカイライン以外はおもに林道歩きで,二輪や四輪の走った跡が残るダートです。
砂利道部分も多く,けして歩き易くはないけれど展望の良さは抜群,幸い二輪車には会わずに済みました。

神明宮を回り込んだ所に駐車しましたが(ここらが広い),心配なら貯水池(No1)まで登って停めることもできそう。
付近には参道を示す石仏(馬頭観音か)もあります。北に登って行くと採石場を過ぎた所の左側貯水池付近にも石仏がありますが,残念ながら旧参道の趣はなく,ここから先は単なる未舗装林道。(参道はもう草木に埋もれたのでしょう)
No2付近まで来ると山の間から三河湾の展望が見られるようになります。
やがて鹿川登山道の案内標識のたつ三ヶ根観音に出ると,観光客がバスで到着したところでした。西尾茶臼
無数ともいえる戦争慰霊碑や観音像の中で唯一,三ヶ根開山の行基菩薩の修行岩(No3)は見る価値がありそうです。
旧展望台跡の丘(No4)からはお約束の三河湾展望,振り返れば西尾茶臼山。(右画)
ここから三ヶ根スカイラインに沿って歩きます。
電波塔No5 最高点の電波塔(左画)を過ぎると西浦半島が見えるようになり,なにかと噂のかんぽの宿を過ぎ,グリーンホテル三ヶ根の下(No6)からは林道に入ります。(やはり二輪の轍が多い)
林道が舗装になるとまもなく,須田の信号への道と逆行して鹿川へ下る道との分岐(No7)ですが,少しでも短い鹿川への直通道を選択しました。あとはこの道沿いに下っていけば登りの起点とした神明宮に戻れます。
No8付近で振り返れば,紅梅ごしにグリーンホテルが見えていました。

基点とした鹿川集落の神明宮の場所はこちら⇒mapion
No1三ヶ根山:市境尾根〜ロープウェイコース(2007)はこちら
・2024年に市境尾根コース再訪→ No196 三ヶ根山/蒲郡市

神明宮 国道247号鹿川交差点から入ったところの神明宮。
ここを右へ回り込んだ所に駐車しました。()
仏 その駐車場所にあった祠の石仏。
三面六臂でこの姿なのは,馬頭観音でしょうか。
ためいけ 左:No1採石場を過ぎる付近にあるため池。
石仏
右:道沿いの祠の中に再び三面六臂の馬頭観音。
ただ,こちらは座像。
展望1 登山道というより単なる林道歩きですが,
海が見えるというだけで気分はいいです。
これはNo2付近。
行者 左:No3三ヶ根観音の開山という行基菩薩修行の岩。
案内苔生してかなりの年月を経ているのは間違いない。

右:三ヶ根観音に到着した所の鹿川道案内。
展望丘 No4 展望地
以前たくさん猫がいたのですが今回は見てない。
変わらぬのは三河湾の展望とカップルの多さ。
左:No4でスカイラインに出る場所に残る廃墟。
三ヶ根茶屋→廃墟好きにはけっこう有名。
アサギマダラ
右:その向いに立つアサギマダラ飛来地の看板(記念碑?)
毎年観測会とマーキングが行われているらしい。
nisiura 最高点の電波塔(No5)を過ぎたあたりからは西浦半島が見えます。
さらに向うに見えるのは渥美半島。
右端はグリーンホテル三ヶ根。
かんぽ 左:払い下げが話題になったかんぽの宿三ヶ根。
ちゃんと営業してますし,けっこう車が止まっていました。
三州園ホテルただ,道路向いの廃墟と化した巨大ホテル(右)がたいへんイメージを損ねているのは否めない。(こちらも一部で有名)
★かんぽの宿:2015閉館
林道 No6:スカイラインの料金所を出てすぐの場所。

林道への入口が二つ並んでいます。
上はグリーンホテル前を通って下ってきた林道。
本線に出てすぐ,ふたたび下の林道へ入ります。
ここから神明宮までは50分ほど。
見返り風景 No8
もうすぐ出発地点の神明宮にもどるという付近。

後ろを振り返ってみると,ちょうど紅梅の向うにグリーンホテルが見えていました。


2011.02.21 UP ■戻る■
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