8月末に行った丸山は山頂に小バエが多くて参りました。( 丸山/真夏はやはり暑かった) ハエが多い話は他の人からも聞きましたから,もしかして近くにある牧場の影響?とも考えてみますが,憶測で疑ってもいけませんので原因は不明。 いっぽうブヨ(関西ではブトというらしい)は,水中に卵を産み,きれいな水(渓流)でないと生きられない水質汚染に敏感な昆虫と聞くと一瞬同情したくなるが,実態は大変迷惑な吸血動物のようです。(wikipedia”ブユ”による) 今までにも,傷跡と腫れ具合からブヨにやられたか?ということは何度かありましたが,現行犯を叩いたのは今回初めてです。 山頂で午後1時近くに昼を食べようとカップ麺を用意,左手に持って小バエの飛び回る中ハエを追いつつ立ったまますすっていると,左前腕部にチクッとした痛みが走りました。 ハエを追うのに忙しく,カップを離すわけにもいかず,しばらく(正味10秒くらいか)そのままでいたのですが,やっとカップ麺を下ろして腕を見ると,小さな黒い虫が留まっている。 即,バシッと叩くと,大きさに合わぬほどの真っ赤な血がべっとり。 これはブヨかアブか,少なくとも蚊ではない。 10分もしないうちに腫れてきました。 「これは以前にもやられたな」と思いましたが,帰って調べると,叩く直前の記憶に残った姿はまさしくブヨでした。 彼らは刺すのではなく,クチバシで皮膚を噛み切るのだそうです。それゆえ蚊とは違う痛みがある。 毒素を注入するので人によっては何日も(何週間も)腫れることがあり,寝込む人まで出るようで,そうなると皮膚科に行くことになります。 私はそこまでひどくなく,翌日には右の画像の状態でした。 (それでも傷口から右下にかけて赤く腫れてますが) 直後に傷口を強くつまんで毒を絞ったのが効いたかもしれません。 それにしても,ザックにはちゃんとリムーバーが入っていたのですが忘れてました。(09 毒といえば蜂の毒にも注意が必要 で準備したのに) ブヨに関してネットを調べると,あるある,実にたくさんの人がやられて困っています。 ・直後の毒出しはかなり有効と思われる。(吸い出す,絞る,多量の塩でもむ) ・普通のかゆみ止めでなく,ステロイド系薬剤が効くらしい。 ・アロエが毒素に良いらしい。(蜂などを含む虫刺され一般に) ・普通の虫除けは効かないが,薬局で「ハッカ水」を買い,薄めて吹きつけると予防になる。 私は帰ってから,ドクダミの葉を揉んで患部に塗ったところこれも効いた。(と思います) 3日目くらいには腫れもひき,一週間後には傷も目立たなくなりました。 |