当然ながら,川にはお友達になりたくない生き物たちもいます。 その筆頭は,やはり過去に痛い目にあっているマムシでしょう。 (犬がマムシに噛まれる時参照) 抜殻は毎年堤防で目にします。(右) 一級河川ですから毎年土手の草刈があり,そこでもときどき巻き込まれた死骸を見ます。 ただ河川敷までおりてしまえば,そこは氾濫原で年に何回か水に浸かりますから,逆に安全ではないか?というのが希望的観測です。(抜殻も,死骸も堤防) ともあれ,間違ってもサンダル・ぞうりなどで土手を歩くのだけはお勧めできません。 もうひとつ危険なのはハチたちで,夏の時期,単独行動のアシナガバチ,スズメバチに遭遇することが多いのですが,ときに巣もありますのでこれはたいへん危険。 左は去年秋見つけたスズメバチの巣。 すでに空になっておりましたので,付いている枝からはずそうとしたら失敗して壊してしまいました。 左に延びる枝に残骸が残っていますが,中身は下に落っこちています。 巣の外観からするとキイロスズメバチ,又はコガタスズメバチと思われますが,真夏には,なにも知らずにこのそばを何度も通ってますので,刺されなかったのはまったく幸運としか言えません。(おとなしいならコガタスズメバチかも?) 普通見るスズメバチの巣の外観は楕円形で外はきれいな縞模様なのですが,その巣の中には,ミツバチやアシナガバチと同様の六角形の育房と呼ぶ部屋が集まった巣盤があります。 この巣では巣盤が三段になっていたようです。(右画像の左側) 一番下の小さな巣盤でざっと150くらいの育房があります。 3段となると500〜600,平均2回羽化とすると1000匹くらいの蜂が育ったと考えてよいのでしょうか。 こんな巣で攻撃されたらもう大変。 私の場合,すでにアシナガバチによるショック症状を経験してますので,もちろんスズメバチも要注意です。(余談09参照) ともあれ,すべてが自然のなかの貴重なおともだち。 たとえスズメバチでも,民家と違って殺虫剤で対処というわけにはいかんでしょうね。 |