■ 余談32 国土地理院の複製承認申請(2年目) ■

去年(2014)国土地理院に地理院地図の複製承認申請を出し,手間取ったものの何とか承認を得た経過は,余談24余談25にUPしました。
さてあれから1年,複製期間は最長の一年としましたのでもうその期限がきました。
この一年間にwebで公開した地形図はいいのですが,今後もUPするなら再び申請書を出さねばなりません。

でもまあ,ワンストップサービスのやり方は判ったし,去年の申請の際にはその控えをXMLファイルで保存してあるので,これを使えば楽に出来るだろうと気楽に考えていました。32_GSI_1.jpg まずは国土地理院ホームの承認・申請のページに行って,ログイン。
ワンストップサービスの最初のページの冒頭で「保存した申請XMLファイル」を参照・呼び出します。(右画像)
すると画面が切り替わって,去年の申請内容が反映されます。
ひととおり眺めて確認しましたが,去年の内容から特に変更する必要はないはずです。
一番最後にある「過去の同様な承認事例の承認番号」のところに昨年の「平26情複 第48号」と記入して,「申請」のボタンをクリック。
32_GSI_2.jpg
  32sippai.JPG

が,なんてことだ,右画のようにワク内に「申請処理に失敗しました。」と出て,受け付けてくれません。
何がいけないのかわからない。(理由も何も示してくれない)
再度,同じように元ファイルから呼び出して,一部修正トライするも,また失敗。
「再発する場合は、サイト管理者へ・・・」とありますが,それもメンドー。
ひとまず,この日は終了。

さて翌日,再び参照からXMLファイルを呼び出し,申請をクリックしてみましたが,やはりダメ。
もう前回の申請ファイルの控えを使うのはあきらめて,最初から申請書に記入(チェック)していきます。
で,最後に「申請」とやったら,今度は「復製品の部数を記入してください」と記入もれを指摘してきた。
それを書き込んで再度「申請」と押せば,今度は成功です・・・結局,せっかく残してあった申請ファイル控は役立たず。

申請書(ワンストップサービス)を出すと,一日か二日のうちに国土地理院から何らかの確認電話が掛かってきます。
これはメールでのやり取りを選択することもできるようですが,電話の方が手っ取り早いです。(自営だからできる手段?)
今回は申請を出した翌日に電話が掛かって来ました。

その内容は「複製する測量結果の種類と内容」欄のチェックが違っているのでは?との指摘。
”去年と同じなのにどういうこっちゃ?”という心の中は押し殺して,話を聞いてみると,
どうやらワンストップサービスの選択欄が去年と替わっているみたいで,「電子地形図(タイル)」という選択がある。
32_GSI_4.jpg

カシミールなどで地理院地図を使う場合,数値地図や電子地形図にチェックを入れるのでなく,今度は「電子地形図(タイル)」にチェックを入れ,そのサブメニューから使うレベル(縮尺)を選択するらしい。
縮尺1/25000に相当するのがレベル15〜17あたりらしいのでその辺りにチェック入れます。
拡大を想定してレベル18にもチェック(全部チェックしてもいいらしいが,ひとまず言われるとおりにした),そして申請。

上記の内容は,電話をつないだまま国土地理院のページにアクセス・ログインして画面を見ながら会話,申請書を修正しました。
向うでも同じページをモニターしながら,修正を確認しているようです。
ということで,無事に複製承認申請は終了ということになりました。(国土地理院のAndoさん,ありがとうごさいました)

そして申請から5日後,右下画像の承認書がpdfで送られてきました。(今回は去年と違い,パスワード付zipファイルです) 32_GSI_5.jpg
やはり前回とは承認内容が変わっています。
前回,縮尺をいくつか並べたのですが,今回は「電子地形図(タイル)」と一括で承認された。
地図画像に貼り込む文章もちょっと修正要です。

ログインして審査状況を確認してみると,下記のように5/13日に終了していました。
32_GSI_6.jpg

さっそく,先日行った低山歩きの記録(No107 おおだ山〜新嶽山/岡崎市)を,新しい承認番号でUPします。
そして,その最新ページURLと,大元の一覧ページURLを国土地理院にメールしました。
これで一連の手続は終了(のはず)です。
それから一週間,どうやら大丈夫らしいので,今回の経過を記してUPさせてもらいます。(それがこのページです) 

2015.05.20 ■余談一覧に戻る■
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