旧足助町にはたくさんの城址があり,ここにUPしたものだけでもNo21黍生城,No52大観音城・城山城・飯盛山城,No127鶏足城がありますが,真弓山城(足助城)は未訪問。 ペット禁止ではないようですが,入場料が要ることもあり犬連れを遠慮してました。 しかし今の犬は車に弱く遠出はまだまだ(香嵐渓はさして遠くないけれど)・・・それなら犬抜きでと,初の真弓山へ出かけます。 ついでに久しぶりの香嵐渓一帯を歩き,一の谷から香積寺〜飯盛山と周回してきました。 真弓山城は「城跡公園足助城」として’90から’92にかけて発掘調査・復元された山城で,戦国時代にこの一帯を治めた鈴木氏の居城とされています。 すでに公園化されていた真弓山山頂部を調査後足助城として再造成,遺構を残して1m盛り土の上に建物群を再興したものです。(町制施行100年の記念事業) この手法は九州の「吉野ケ里歴史公園」や青森の「特別史跡三内丸山遺跡」に先行するもので,史実に配慮した上で観光化を目指したのでしょう。 復元物見台・厨・長屋・高櫓,あちこちにある解説など,観光施設としては悪くないと思います。 ただ,香嵐渓から遠いのが最大の難点でしょう。(香嵐渓東端の一の谷から1.2kmですが標高差150m) 建物作りすぎて維持管理が大変そうだし,建物のおかげで城址としての全体像が見えにくいという,中途半端感は残る。 2005年に豊田市と合併するまで,近くの足助資料館とともに町のお荷物だったのでは?とも想像。(足助資料館は土・日のみ開館,足助城は木曜定休) |
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■この地図は,国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製・追記したものである。
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2011年に歩いた時とほぼ同じP…足助中学下の道路駐車帯…から歩きはじめました。 足助中学を廻りこみ国道420号から分岐してNo1までが急坂でなかなかたいへん,山城だから当然とはいえ,普通の観光客なら絶対歩いて登らない。(登れない) おまけに,寄ろうと思った國光稲荷大神の場所を勘違いしており,わざわざNo2まで登ってしまった。(あきらめて引き返したら実は足助城駐車場のすぐ前のNo3) ¥300を払って入城し約一時間かけて廻りましたが,城址内はよく整備されています。 ただ柵や防護ネットで曲輪全周を囲ってあるので,その曲輪内のきれいさと外の夏草ボーボーの落差は激しく,土塁の状態がよくわからない。(やはり城址探訪は冬ですね) 実際,No4「西の丸腰曲輪」先端まで行ったものの柵に囲まれ行き止まりで,柵の外がほとんどわからぬまま引き返すしかないのはつらい。(縄張図ではさらに先の曲輪あり) 建物内部は囲炉裏なども作られ歴史資料館といった雰囲気があります。 ただ山頂である本丸に建つ電波塔はなんとかできなかったんですかねえ・・・? 目玉はここから眺める飯田街道と足助の町並みで,東も西も見通せる重要地点だったことが納得できます。(信玄と家康に交互に攻め落とされている) 足助城のあとは急坂を下って香嵐渓一の谷の夫恋薬師(つまごいやくし:No6)へ,ここから香嵐渓中心部を歩いてNo8待月橋まで行って引き返し,No9香積寺から飯盛山に登ります。 短い登山路ですが,十六羅漢,鈴木氏五代の墓,犬山城主成瀬氏始祖の墓,豊栄稲荷奥の院と見どころ多し。 No10山頂の磐座をじっくり眺めてから東ルートで戻りました。 久しぶりに来た香嵐渓は,きれいな食事・休憩の店がたくさん出来ていて人気観光地なのを実感,巴川の対岸には最近話題のグランピングの施設もあるようです。(秋の混雑期に来る元気はないけれど) ☆真弓山(足助城)の場所はこちら⇒ |