■ 045 ホタルの里の音羽富士(旧額田町) ■

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この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の数値地図50000(地図画像),数値地図25000(地図画像)及び電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情復、第48号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
今は岡崎市に合併されてしまった旧額田町は,町内あちこちに「地域再生」というような活動がありました。
南部の鳥川は,”ホタル”と”湧水群(名泉百選)”と外周を巡る”里山歩き”と”石仏等文化遺産”の4つが柱です。
今まで数回来ていますが,毎回少しずつ違う姿を見せてくれます。
ゲンジボタルの出る6月はもうすぐ,近場で気軽に行ける鳥川町を歩いてみました。(2年ぶり)。
今回は集落の東側尾根,音羽富士から丸山をたどり,七曲古道で下りてくるルートです。

車は白髭八柱神社に駐車(),No1庚申の水を飲んで出発,田の中の道を抜けて古坂登山口へ。
小川を渡り,炭焼窯跡の脇を通り,いまだに台風の被害目立つ植林の中を登って行くと,古坂峠(No2)に着きます。
額田町と音羽町の町境であったこの峠が,ついに岡崎・豊川の市境になってしまったのですね。
ここから音羽富士へ向かう途中,No3付近で犬がマムシを発見。
すでに2回も噛まれているのに懲りずに向かっていくのを引っ張って止め,例によってトグロを巻いて威嚇してくるマムシに石をぶつけると,やっと去っていきました。
あぶないあぶない,こんな所で噛まれたら大変です。
(マムシについては余談その5,おともだちではないけれどマムシと接触をどうぞ)

たどり着いた音羽富士山頂(381m)は新規の植林との境で,頂上は林の中ですが,10m先で結構な風景が味わえます。
今回はここで4人グループの登山者と遭遇。(めずらしい・・・5月連休の最終日でした)
音羽富士〜丸山(No4)〜沢山までの植林は若木なので,まだしばらく(数年)は三河湾の見事な展望が見えるでしょう。
でもたぶん,5年くらいすると見通しがきかなくなりそうで,それまでが勝負(?)か。
急坂をいったん下って,ホド田山(No5)への登り返しはかなりきつかった。(犬にも)
でも標高390mの五月の風はまだ涼しい。
ここから多少の上下はあるものの快適な尾根歩きで,鳥川山(No6)まで行くとあとは下りで七曲峠(No7)へ。
今回はこの峠から七曲古道を通って集落に下りました。
最後に民家のまん前に出て(No8)ちょっと戸惑いましたが,そのまま道祖神の前を抜け舗装路へ出られます。

なんと今度はここでヤマカガシに遭遇。(No9付近)
まだ子ヘビでしたが,すでにそれらしい模様はくっきり出ています。
またもちょっかい出そうとする犬を引っ張って通過,なんとか無事白髭八柱神社()に戻りました。
やはりこの時期はヘビが出始めで要注意です。(最初にマムシに噛まれたのも5月でした)
午後から出かけたので,歩き始めがすでに1時過ぎ,それから約二時間半ほどの里山歩きです。

・2009.6月 05 旧額田・愛宕山から京ヶ峰 UP
・2012.5月 61 水晶山から額堂山周回 UP
・2016.5月 121 愛宕山・京ヶ峯メインルート UP

「ホタルの里とっかわ」のホ−ムページに詳細地図・地域の案内があります。
去年出た 愛知県の山 (新・分県登山ガイド 改訂版)に周回コースが載っているらしい。 (それで人が増えたのか)
・音羽富士(旧額田町鳥川)の場所はこちら⇒mapion

取付 駐車場所()とした白髭八柱神社社殿。

なかなかの趣きある神社です。
巨樹もあります。
十王堂 No1
鳥川(とっかわ)ホタルの里湧水群のうち,
庚申の水。
釜跡 古坂古道にはいってすぐ,
登山道左側に炭焼窯のあとが残っていました。

古坂峠 No2 古坂峠

手前側は岡崎市,向う側は豊川市。
(かつての額田町・音羽町の町境)
peek 音羽富士山頂(標高381m)。

立派な石碑が建てられています。
右に見えるのはホタルの鐘。
どっちも担ぎ上げるのはたいへんそう。
tenbo 音羽富士から沢山まで好展望の登山道を下ります。
若木越しに三河湾が望めます。
京ヶ峰 No5 ホド田山から京ヶ峰(北方向)を望む。
2006展望
5年前(右画)は縦走尾根がよく見えました。
7曲 No7 七曲峠。(トンネルの真上)

登山道が十字路に交差します。
左に下れば七曲トンネルの北口へ,右に下れば七曲古道(沢に沿った趣ある道)を通って集落に。
minka 碑No8 七曲古道を下ってくると,左画像の民家の庭先に出て戸惑います。

民家といっても「長学庵」とあるので住民がいるわけではなさそうです。
このまま進んで正面の坂を下ります。
双体道祖神 上記の坂を下ったところの祠には道祖神が祭られています。

2011.05.10 UP ■戻る■
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